ちょっと岡山へ


(平成17年11月19日)
 前日の夜に東京行のメイン行事が終わりまして、徳島までおとなしく帰れば良かったのですが、新幹線で大回りをして岡山に立ち寄ることに致しました。岡山に立ち寄ると言っても、目標は「徳山弓道場」ただ1つです。事前に徳山道場の方にこの予定を打ち明けて、付き合って頂きました。実は以前も一度だけ徳山道場にお世話になったことがあります。その時は弓矢を持参して実際に弓を引き、日置当流の師家である徳山英則先生に指導して頂きました。また、先代師家の奥さんともお話させて頂きました。ただ、師家に指導して頂いている時は非常に調子が良かったのですが、徳島に帰るとさっぱり・・・、不思議なモノです。従って現在の射は岡山の日置当流とは別物であるとお考え下さい。根底には徳山先生の教えがあるのですが、なかなか表面に現れません。自分が未熟故のこの有様です。以上ご考慮下さい。
 その後に色々とあって何年か時が経ってしまい、徳山道場に行く機会を失していました。今回、東京の帰りに無理をしてでも「もう一度徳山道場に行こう!」と決心し、再スタートのつもりで今回の訪問ということになったのです。

 前回徳山道場を訪れたときもカメラを持参していたのですが、弓の稽古だけで一杯一杯となり、撮影どころじゃありませんでした。今回は東京行の帰りと言うことで、弓を持って行けませんでしたので、稽古の合間にちょっと道場の風景を撮影させて頂きました。

 備前岡山藩にはいくつかの弓術師家があり、1つの町に集まり生活をしていたそうです。徳山師家もその師家の内の1つで、明治維新後も岡山に残り弓を指導した唯一の師家でもあります。その師範家が在していた町が「弓之町」で、現在も地名に残っています。


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 徳山弓道場の外観です。


 道場内です。


 ちょっと太めのかわいい猫が稽古を見守ります。


 岡山日置当流の技術面に関しては、そんな大それた身分でもなく門人でもありませんので一切コメント致しません。あしからず。ただ、道場内に下記額が掲げてあります。


 この日はお仕事の都合で徳山師家はいらっしゃいませんでしたが、徳山師家の奥さんや徳山道場の方々の稽古を拝見し、色々とお話も致しました。言うまでもありませんが、大変良い勉強になりました。今度は弓矢を持ってお邪魔しようと考えています。
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